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回答 きくち小児科医院 菊地浩一

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風邪薬服用中の母乳について

母親が風邪をひいて薬を服用中は、母乳を飲ませてはいけないのでしょうか?(生後2ヶ月)

結論から云いますと、母乳を止める必要は無いと思います。お母さんが飲んだ薬は、母乳にでますが、非常に少ない量だといわれています。市販の風邪薬の成分は、赤ちゃんが使う薬と同じ物が多いです。病院で処方される薬も殆ど同じですが、母乳を飲ませている事を一言付け加えて下さい。

どうして「らいおん先生」っていうの?

「らいおん先生」って誰がつけたのですか?

 1988年開業の時に、市内で初めてイメージキャラクターを採用しました。広告担当者が院長に初めて会った時に浮かんだのが「ふところの広いらいおん」のイメージだったそうです。薬の袋にも、印鑑にも使用しているので、子ども達がらいおん先生と呼んでくれて、うれしそうですよ。
回答者 らいおんの部下

子供の平熱って何度?

赤ちゃんの平熱は、37.5度と聞いたことがあるのですが、だいたい何歳ぐらいま
は37.5度でいいのでしょうか。おしえて ください。(9ヶ月の子の母)

赤ちゃんの平熱は37.5度と聞いたことがあるとのことですが、正しい知識
とは言えません。

まず「平熱」(正常体温)ですが、ご自分の赤ちゃんの正常体温を求めることを勧めます。
測定時間(午前と午後)、測定部位、生活環境(授乳後、入浴後は避ける)を一定にして、数日間測定してみて下さい。検温中の赤ちゃんの協力の度合いによっても変化すると思いますよ。

少し古いのですが、小児の正常体温(わきの下)のデータを揚げておきます。

    新生児: 36.7ー37.5
    乳 児: 36.5ー37.3
    幼 児: 36.6ー37.5
    学 童: 36.5ー37.3   
       (小児疾患の診断基準、1987)

次に「発熱」は、平熱に+1℃以上高くて、かつ元気が無い場合、病的な発熱と考えます。ただし、身体にとっての発熱の意味が科学的に十分解明されていない、また個人差が大きく、測定部位により、様々に変化する事を考えると、ずいぶん幅が出てくるため、一口に○○度以上を発熱と言い切れるものではありません。

が、一般的に外来では、37.5度-37.9度を「微熱」、38度以上を「発熱」と言い表わす事が多い様です。また、最近の予防接種では、37.4度までを接種可能体温(外来での一般診察で異常なく本人も元気がある場合)としていますね。

子どもが保育園に行きはじめるのですが

子供は現在2ヶ月です。3ヶ月から職場復帰で、保育園に預けて働く予定ですが、これからたくさんの病気をもらうことも多いと思います。何か注意する点、予防策がありましたら教えて下さい。(生後2ヶ月)

保育園や幼稚園に行き始めの半年から1年くらいの間、頻回に病院通いを余儀無 くされる子がいます。発熱、咳などの風邪症状から始まり、鼻汁、咳がなかなか改善し なことが多いです。アトピー素因のこともありますが、あまり原因のはっきりしない 時もあります。

赤ちゃんが上に書いたほどでもないけれど、よく風邪をひくような 時は、

   #可能なかぎり予防接種をする。
   #体調を良好に保つ。(無理をしない、人混みを避ける、温度差に注意など)
   #感染症の早期発見早期治療
   #バランスのよい食事、家庭内の環境整備
          
など、試みてください。


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