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おかあさんのお腹の中でゆっくりと育ってきた赤ちゃん
産まれるのをこころまちにしていたママとパパ
初めての育児には心配なことがいろいろと
あることでしょう。

子供の成長の節目に乳幼児健康診断を受ける事をお勧めいたします。
病気の早期発見、早期治療のためばかりでなく、将来の病気を未然に防いで、
より健康に育てるための最新のアドバイスを受けるチャンスです。

次の乳児健診まで安心できる育児ガイドとしてお読み下さい。

  一歳半を過ぎたら三歳までは検診はありませんが、途中子育てがうまくいかないと感じるときは
     (かんしゃくを起こす、おびえて母親にすがる、気むずかしい、攻撃性が強い、ことばが遅いなど)
 いつでも御相談ください。 ★★「育児・医療相談フォーム」こちらから ★★質問箱Q&A★★

☆一ヶ月検診が終わったら☆次は満四ヶ月になってから(市から連絡あり)戻る

赤ちゃんが泣いたら?

友人が泣いていたらあなたはまずどうしますか?「どうしたの?」と声をかけるでしょう。それでも泣き止まなかったら?そっと肩に手をおいて抱き寄せて、「泣きたい気持ちなのね」と、受け入れてあげるのではないでしょうか。
まだ言葉が話せない赤ちゃんでも同じです。顔を見せて、じっと目を見つめ聞いてあげて下さい。お腹がすいている時間か、おむつがぬれたのか、それでも泣く時はそっと身体に触ってみると安心して、泣き止むこともあります。不満げに口をとがらせて「あんあん」話しはじめると、話を聞いてもらえたと満足し、笑ったらしめたものですよ。

体重の増加が成長の目安!

一ヶ月検診で、産まれた時から約一L以上増えて、四ヶ月頃までにうまれた時の二倍に増えていきます。

首が座ります

4ヵ月までには、だっこしても首がぐらぐらしなくなり、抱きやすくなります。首が座ったらおんぶも出来ますよ。

この時期の心配事

☆ 湿疹、おむつかぶれなどの皮膚のこと

☆ 鼻汁、はなづまり

☆ お乳を吐く、哺乳量が少ないなど

☆ ミルクのむらのみ
ミルクの赤ちゃんは哺乳量がはっきりわかりますので、毎回飲んだ量が気になることでしょう。2ヵ月くらいから飲む量にむらが出る事があります。よそみしたり、哺乳の時間に集中しなくなることもありますが問題はありません。

赤ちゃんのうんち

生後一ヶ月くらいまでうんちは順調に出ていますが、この頃からまれに、母乳の場合3〜7日便が出ないことがあります。軟らかい便が出れば便秘ではありません。健康な赤ちゃんの排便の回数、便の色、硬さは色々ですから、機嫌が良ければあまり心配はいりませんよ。

また、排便時に真っ赤な顔をしていきむことがしばしばあります。便秘になったのかと不安になるものですが、便秘というのは、山羊のようにコロコロしたかたい便になって排便時に出にくい状態をいいます。

赤ちゃんの睡眠

ほとんど一日中寝ている状態から。徐々に目をさましている時間が多くなります。哺乳間隔も長くなり、夜ぐっすり寝る赤ちゃんもいますが、かなりの個人差もあります。

昼夜の区別がつくようになるのも3〜4ヵ月頃からです。

こんな時は

風邪の患者さんの混み合わない時間をみはからって受診する事を薦めます。

★鼻づまりがひどくて、睡眠、哺乳に影響がある時

★体重の増加が思わしく無い時

★湿疹がひどくて、身体をよじるようにしてかゆがる時

小児科に受診する目安が解らない時は遠慮なくお電話下さい。


☆3〜4か月健診が終わったら☆ 次は満7ヶ月です        戻る

泣きかたが変わった!

赤ちゃんのなき方が変わってきたと思いませんか?甘えるように泣く、嫌がって泣く、不安そうな表情で泣く。感情をハッキリと感じ取る事ができるようになりますよ。

また、人に笑いかけたり、声を出して呼んだりするようになります。この時期には人見知りをする子も出てきますが、一時的なもので、減っていきます。

おもちゃの持ち替えをするようになったり、何でも口に入れたりと、月齢に応じた安全なおもちゃを与えることです。赤ちゃんをあやす、話しかる、声をだしたら答える、兄弟がいれば遊ばせるなど、どんどん働きかけて下さい。

まさかの事故を防ごう

寝返りが始まる時期です。まだ寝返りしないから大丈夫と、掃除の間に長椅子やテーブルの上に置いたりして、ちょっと目を離すと、足でずり動いたりして転落することもあります。

熱い湯の入ったコップやポットを赤かちゃんの手の届くところに置かないようにしましょう。

寝返りした場所に、ビニール性のおもちゃや袋などあると、窒息の原因になることもあります。

また風船を持たせていると、かじって割れると、のどにつまったりするので注意しましょう。

赤ちゃんの心配事

☆離乳食開始について
昔は、5ヵ月、体重7Lから離乳食開始と言われていました。今は、両親が食事の最中口をもぐもぐ動かして欲しがる食い意地のある赤ちゃんであれば、4ヵ月から可能です。4ヵ月になったら離乳食を始めなければならないというのは思い違いです。

☆指しゃぶり
じっと手を見つめている事があるでしょう?自分の指をなめることによって、その存在を感じ取って安心感を感じていたりするので心配いりません。

☆寝返りをしない
半分寝返りをして反対側のものに手を触れたりはしますが、自分から進んで寝返りをしない子がいるようです。でも、おすわリができれば問題ありません。

予防接種を始めましょう!

旭川市では4ヵ月検診でBCGの接種を受けるので、その後4週間開けて、次の予防接種を計画します。

年2回、5月と10月のポリオは集団接種なので、地域の広報紙をよく見て、接種日を忘れないようにしましょう。この他、三種混合ワクチン(百日咳、ジフテリア、破傷風)を4週ごとに3回うけていくと良いでしょう。
神経芽細胞種を調べる尿検査も、生後6か月頃に行われます。

生活のリズムを規則正しく

昼間は起きていることが多くなり、夜つづけて寝る時間がふえてきます。

日常生活をだんだん規則正しくしていくと、離乳開始がスムーズにできやすいものです。哺乳の間隔は4時間が目安になります。

こんなときは

抱き癖が異常に強い、笑わない、親に興味を示さない、夜通し眠らないというようなことがあれば小児科医にご相談下さい。


職場復帰で乳児保育を依頼されるときの不安や、親がアレルギー体質で、離乳食でアレルギーにならないかという心配がありましたらご相談ください。



☆6〜7か月健診が終わったら☆ 次は満10ヶ月です        戻る

目が離せない時期になります! 

これからの3か月間、ハイハイしたり、つかまり立ちをしたりと行動範囲が広がります。また何でもめざとく見つけて、目標にして近付いていきます。さらに何でも口に入れて味見しようとしますよ


転落階段、玄関、乳母車
誤飲灰皿のたばこの吸い殻、ナフタリン、親の睡眠薬、化粧品、洗剤、灯油
やけどストーブ、アイロン、やかん炊飯器の蒸気、つかまって立ち、コーヒーや味噌汁(テーブルの上の物をひっくり返す
★浴槽をのぞきに云って転落し、10cmくらいの水でも溺れることもあります。

普段から事故予防

●家庭内の危険な物は1メートル以上の高いところに置く、あるいは引き出しや戸棚にしまいましょう。
●容器には必ず蓋をし、飲食物の容器に食品以外のものを入れないようにしましょう。
●たばこや灰皿は子どもの手の届かないところに置き、のどにつめそうな硬貨やボタン類もしまっておきましょう。
●階段の入り口にはさくを設けるとよいでしょうね。
●浴槽は水やお湯をぬいておくか、カギをつけること。浅い水でも乳児期に浴槽で溺死する例が意外に多いのです。

赤ちゃんの心配事

☆寝付きが悪い
夜なかなか寝ないんです、という心配もきかれます。朝起きるのが遅かったり、トータルの睡眠時間が足りていれば睡眠不足と云う事はないようです。

☆夜泣き
この頃から、夜に目をさまし泣く事があるようです。いろいろやってみておつきあいしているうちに、とまってしまうことが多い様です。
☆歯のはえかた
6ヵ月ごろから歯がはえ始めますが、かなり個人差があります。

離乳食本番開始

汁様の離乳食をごっくんと飲む時期からもぐもぐと舌で味わい、歯茎ですりつぶしたりして「食べる」離乳食に進んでいきます。

いろいろな味に慣れさせる事が大事ですね。ベビーフードを利用する時も、単品では使わずに他の食品とあわせて利用すると良いと思います。

赤ちゃんの睡眠

赤ちゃんには浅い眠りと深い眠りが交互にあります。浅い眠りで目覚めても、まもなく深い眠りの時期がくるので眠りにつくことができるそうです。夜中にふにゃふにゃと目をさましたら身体にやさしく触れてあやすとそのまま寝付く事もあります。

こんなときは

誤飲した時に備えて、中毒の電話相談の番号(大阪中毒06ー871ー9999、つくば中毒0298ー52ー9999)を台所の冷蔵庫の扉など見やすいところにはっておきましょう。


 ☆9〜10か月健診が終わったら☆次は満一歳です。       戻る

外との出会いへの出発!

さらに広がる行動範囲!はいはい、つたい歩きして、目的のものにまっしぐら。他人や動物や物に出会う探検の時期です。

安全対策を立てたうえで思いきり冒険させ、親はじっと見守り、過保護にならないことが大切です。危険なことをしようとしたらそっととめて「これはダメ」と良く話して聞かせ、危険から遠ざけ、してはいけないことを教えましょう。

言葉?叫び?

どんな事でもどんどん吸収する時期です。「いないいない、ばあ」「おつむてんてん」「ばいばい」などどんどん模倣する行為がはじまります。

転んで泣いた時にも「あらあら痛かったね、でももう大丈夫」と、なんでも話し掛けて下さい。

赤ちゃんの心配事

☆体重の増加

☆便秘

☆寝つき

☆はいはいをしない

☆歩行器について

☆離乳食

離乳食
少しづつ自分で食べる能力がつきはじめます。両方に持ち手のついたプラスチックのコップで飲ませるとか、トーストやビスケットなどを自分でもって食べさせるとかを試みてもよいころです。
この時期はそんなに多くの種類を食べる必要はなく、栄養価の高いものならわずかの種類であっても栄養は十分とれているといわれています。食べることを無理強いしたり、機嫌をとって食べさせることはしなくてよいのです。体重が急に減ったりしなければ心配は無用です。

こんなときは

一歳に向けて、自分の名前を呼ばれると、分かるようになります。呼んでも振り向かない時には御相談下さいね。


 ☆一歳児健診が終わったら☆ 次は一歳半検診です(市から連絡有り)       戻る

ことば、こころを育てよう

言葉の発達を促す ために、身のまわりの物の名前を言ったり、体の部分を指で示しながら名前を言いましょう。食事のとき、おむつを替えるとき、入浴や着替えのとき、外出したとき、常に子どもに話しかけましょう。
絵本は1ページに物と名前が1つずつ書いてあるのがよいといわれます。本を読んで聞かせたり、歌を歌ってあげ、子どもが見たり行動したことについても話してあげましょう。

「これなあに」と質問の嵐になることもありますが、どんどん答えて下さいね。

さらに事故に注意!


●ピーナッツ、ポップコーン、豆、棒状のにんじんやセロリ、レーズン、チューイングガムはこの時期には与えません!気道につまらせて窒息する危険があります。
●熱いレンジに子どもを近付けないこと。鍋の柄はレンジの向こう側に置きましょう。食事の支度をしているあいだに、熱い液体は子どもの手の届かないところに置いてやけどを防止しましょう。
●コンセントに金属の物をさしこんで感電しないように注意しましょう。カバーをつけておくと良いでしょう。

この時期の心配事

☆一人あるきしない

☆体重の増加

☆食が細い、好き嫌い

☆離乳
お誕生日までに離乳する子もいますが、

食事について
ほとんど大人と同じような献立で一日三回の食事になりますがむら気があり、気になる事もありますね。お母さんは無理強いしないで、お腹がすけば食べる時期がくる、とのんびりかまえましょう。子どもがなかなか食べようとしないときは、機嫌をとってだらだらと長時間食べさせようとしないで、食べ物を片づけてしまいましょう。また、ジュースや甘いものを与えすぎていないか、空腹をうまくつかんでいないのではないかと、振り返ってみる必要があります。

遊ぶという高等な知能の発達

おもちゃを与えるとき、どういうふうに遊ぶかをやってみせる必要があります。まねをするような行動(例:お掃除、ままごと)はどんどんさせましょう。追いかけっこ、踊り、ボール投げ、ボールけりなど、親の目のとどくところでいろいろな運動をさせましょう。
ひとりっことか、兄姉の年齢が離れているときは、近所の同じ年頃の子どもと遊ばせましょう。近所に同じ年頃の子どもが住んでいない地区では、子育て支援グループが近くにないか、保健所や保育所や会社の仲間に聞いてみてはどうでしょう。

子どもが正しい行動をした時はほめましょう。新しい能力を身につけたときは、親が感心していることを表現しましょう。危険なことなど禁止項目はすくなくし、そのかわりに厳しく守らせましょう。言葉によって禁止の意志を伝えた後、必要とあれば、 子どもをつかまえ、触ってはいけないと言っておいた物を子どもから取り上げます。危険から遠ざけるために、子どもの体をかかえてその場から連れ出しましょう。


 ☆1歳半児健診が終わったら☆ 次は3才検診があります(市から連絡あり戻る

むし歯は大変!

1歳半でむし歯がある子が7〜8%もいます。前歯のむし歯は2歳までが勝負といわれ、この間に予防できれば、その後も虫歯になりにくいといわれます。ねる前に果汁や乳酸飲料など甘い飲み物を哺乳ビンで与えるとむし歯になりやすいのです。この時期にはコップで飲めるようになるので哺乳ビンは卒業しましょう。ブラシによる歯みがきはまだできませんから、口の中の清掃はお母さんの役目、食後の口すすぎや、母親の手で歯の生えぎわや歯と歯の間のよごれをおとすなど、口の中を清潔に保ちましょう。
むし歯になって治療するときの痛み、通院に要する費用や時間を考えてみましょう。予防がおトクです。

トイレのしつけが始められるかも
子どもによっては、1歳半から2歳にかけてできることもあります。しっかりと歩けるようになると、「おまる」に座ることができます。
昼寝のときにおねしょをしない、食事のあとでいきんだりする、オムツが濡れるとお母さんにシーシーと知らせる、などがみられるようになれば「子ども用おまる」を用意したり、おとなの便座に足台を使ったり、おむつをやめてトレーニングパンツにかえることもできます。
「いいこだね」とほめることが効果的です。おまるに座らせるのは数分間で、出なかったら長く座らせないことです。早くできたからといって特別よいことがあるわけではありません。急がず、その子のペースに合わせて、はじめたり待ったりしましょう。

心配な事

☆発語

☆一人歩き

☆乱暴する

この時期には食べ物を全部自分で食べれるようになりますが、好き嫌いや小食がおこりやすくなります。子どもの自我がだんだん強くなるので、無理強いしないことが大切です。食事が言いあらそいの場になると、あとあと悪い影響が出てきます。
医師からとくに栄養上の問題点が指摘さえないかぎり、その子どもの栄養がかたよっている心配はないのです。
よい生活習慣にチャレンジ
できればきまった時間に就寝させるようにし、そのとき絵本を読んで聞かせましょう。言語表現を豊かにし、話し言葉への興味をまし、聞く能力を高めます。ねつきもよくなるでしょう。

こんなときは

集団生活に入りはじめには、風邪を引くことが多くなります

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