北海道のおみやげ(農産物)2

 

たまねぎ

 タマネギは中央アジアが原産地ですが、北海道では明治13年に試作され、

以後100年の間に北海道を代表する農産物になりました。

現在作付け面積は全国の三分の一以上を占めています。

本州では秋まき春取りの裏作型ですが、本道では春まき秋取りで連作します。

代表的品種は「札幌黄」「北見黄」などですが、本州ものに比べて表皮が薄くきれいな

金茶色で実も堅く甘みも多く、最良の品質と言われています。

かぼちゃ

 日本で栽培されているカボチャにはニホンカボチャ・セイヨウカボチャ・ペポカボチャ

 の3種類あります。北海道では明治初年に開拓使によってセイヨウカボチャが導入されました。

 戦前まではマサカリカボチャ・くりカボチャ・デリシャスなどの名で呼ばれていました。

 現在は「えびす」「みやこ」「黒錦」などの名が主要品種となっています。

 ※最近では糖尿病に効果があるというので、人気があります。

豆類

 北海道は日本一の豆生産を誇る雑穀王国です。豆は「畑の牛肉」と言われるほど栄養価が高く

 いろんな食品に加工されています。

 北海道で生産されている豆類は小豆(全国生産量の80%)大豆(15%)インゲン豆(75%)

 エンドウ豆(80%)です。

 インゲン豆には、金時・ウズラ・手亡・大福・トラ豆・花豆・などの種類があります。

 エンドウ豆にも、赤えんどう・青えんどうがあります。北海道の豆は最良の品質で、特に

 小豆は和菓子のあんとして全国の高級銘菓に道産小豆が使われています。

メロン

 明治以降日本に導入され、温室メロンと露地メロンに大別して栽培されています。

北海道は露地メロンの産地として知られていますが、北海道のメロンを有名にしたのが 

「夕張キング」と言う夕張メロンです。

昭和35年、十数戸の農家が夕張メロン生産組合を作り、メロンの品種改良に取り組みました。

在来の露地メロンに静岡の温室メロンの品種を交配をして独特の芳香豊かな

赤肉メロン(果肉の色がサーモンピンク)を作りあげました。

その後夕張メロンに似た品種も育成され「北海道キング系」と総称されて、

道内各地で生産されています。