北海道のお土産(民工芸品等)


木彫熊

 大正12年八雲町の農場経営者であった徳川義親氏が、スイスから観光民芸品の

木彫り熊を持ち帰り、これを手本に農民に冬期間の副業として作るよう勧め、

こうした事が刺激となって
旭川近郊のアイヌコタンでも昭和の初め頃から熊彫りをする

アイヌが増え、やがて全道各地で
作られるようになりました。

アイヌ人形

 アイヌ人形のルーツは明治42年、旭川でアイヌが丸木船に乗った人形(オンコ材)が

 売られたのが最初であると言われています。

 ニポポ・コロポックル・ニアイヌ・ウポポ など、いろいろな商品名つけて売られています。

 ◯「ニポポ」 カラフトアイヌ語で(木で作られた小さなもの(人形))という意味

 ◯「コロポックル」コロポックウンクルの略でアイヌ伝説に登場する小人。

   一般には(蕗の葉の下の人)と訳されています。

 ◯「ニアイヌ」ニは木 アイヌは人間、主人、男の意味。

 ◯「ウポポ」アイヌ語で座り歌と訳されています。熊祭りなど祭事に歌われ

「リムセ」は踊り歌。

アイヌ模様の木製品

 アイヌの人達が日常使う生活用具や祭具に施されている図柄で、文様は左右対称で

  @彫刻文様 A服飾文様 B編み込み文様 の三つに分けられます。

    単に美的感覚だけでなく、信仰と魔除けの意味が模様に含まれています。

その他実用木製品として、お盆・茶たく・コースター・煙草入・ペン皿・小物入れなど 

さまざまな商品が作られています。

センイ製品

 アイヌの人達が衣服として用いたアッシ織(アットウシ)が有名ですが、これは

 オヒョウ皮などの樹皮を繊維にして作った衣服です。現在では織る人もほとんど居なくなり

 価格も高くつき代わってコタン織・ゴブラン織と言う名称で綿糸にアイヌ文様や北海道風の

 模様を染めたテーブルセンター・ガマ口・小物入れ など売られています。

優佳良織は昭和37年頃旭川の木内綾さんが創作 商品化された繊維製品です。